皆さんこんにちは!
PCの起動時間で勤怠管理をしている会社も増えています。つい残業してしまい、帰るのが遅くなってしまった経験は誰にでもあるのではないでしょうか。
今回は、そんな時に役立つシャットダウンのバッチファイルを作成しましたので、ぜひ本記事を参考にして、残業を防ぎましょう。
シャットダウン実行するバッチファイル
以下にバッチファイルのコードを載せます。
@echo off
REM ダブルクリックで実行するバッチプログラム
REM シャットダウンを〇分後に実行する
REM ユーザーに時間を入力してもらう
set /p minutes=シャットダウンを何分後に実行しますか?:
REM 入力が正の自然数であることを確認する
echo %minutes%|findstr /r "^[1-9][0-9]*$" >nul
if %errorlevel% neq 0 (
echo エラー:正の自然数を入力してください。
pause
exit /b
)
REM 分を秒に変換
set /a seconds=%minutes%*60
REM シャットダウンを実行する
echo %minutes% 分後にシャットダウンを実行します。
echo 問題なければ何かキーを押してください...
pause >nul
shutdown.exe -s -t %seconds% -f
REM プログラムの終了
pause
exit /b
コード解説
set /p minutes=シャットダウンを何分後に実行しますか?:
- ユーザーに「シャットダウンを何分後に実行しますか?」という質問を表示し、ユーザーからの入力を受け付けます。
- 入力された内容は
minutes
という変数に格納されます。
echo %minutes%|findstr /r "^[1-9][0-9]*$" >nul
- 入力が正の自然数であるかを確認します。
%minutes%
にはユーザーが入力した内容が格納されています。findstr /r "^[1-9][0-9]*$"
は、入力が1以上の数字であるかをチェックします。
shutdown.exe -s -t %seconds% -f
- シャットダウンを実行します。
-s
はシャットダウンを指定し、-t %seconds%
で指定された時間後に実行されます。-f
は、実行中のプログラムを強制終了してシャットダウンすることを意味します。
使用方法
- 上記のスクリプトをテキストエディタで保存します。
- 拡張子を「.txt」から 「
.bat」
にしてください。
(「shutdown.bat」のようにするとわかりやすくなります!) - 保存したバッチファイルをダブルクリックして実行します。
- 入力された数値(分)後にシャットダウンが実行されるというメッセージがでます。
問題なければ適当なキーを押すことでシャットダウンが実行されます。
※必ず重要なデータなどは事前に保存するようにお願いいたします!
使用例(画像)
補足
バッチファイルを叩いたら文字化けしている場合があります。
その際はメモ帳等でバッチファイルを開き、ファイルを保存するときに下に出てくるエンコードを「ANSI」に変更することで解消されます。
※デフォルトではエンコードは「UTF-8」になっていると思います。
最後に
いかがでしたでしょうか?バッチファイルを利用できるようになればPCの活用の幅も広がると思います。
もっとバッチファイルを基礎から学びたいという方は以下の書籍をおすすめします。
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免責事項
このバッチファイルの使用は自己責任で行ってください。
バッチファイルの使用によって生じるいかなる損害も負いません。